使い方・点前 — HOW THE UTENSILS WORK
道具は順に手に取られ、それぞれの役目を果たして戻っていきます。薄茶点前のおおまかな流れと、そこで働く道具たちです。
A simplified outline of the thin-tea procedure.
はじめてのひと揃え — A FIRST SET
茶碗・茶筅・茶杓の三点があれば、抹茶は点てられます。湯はやかんで、棗は茶缶で代用できます。
帛紗・扇子・懐紙・菓子切の「四点セット」を。流派によって帛紗の色や寸法が異なるため、先生に確認を。
茶碗・棗・水指・建水は中古市場が豊富で狙い目。口に触れる茶筅と、清めに使う帛紗は新品がおすすめです。
点前の道具は一度に揃えず、稽古の進みに合わせて。銘のある茶杓や釜は、目が育ってからが失敗しません。
名物を持たざる者は
茶の湯すまじきこと
— THE IDEA RIKYŪ REFUSED
千利休は、高価な名物がなくとも心を尽くせば茶の湯は成り立つと説きました。手元のひと揃えを大切に使い込むこと——中古の道具と付き合うことは、その精神の実践でもあります。