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茶筅

ちゃせん / Chasen — Tea Whisk

一本の竹から削り出される、茶を点てるための道具。奈良・高山で五百年続く竹の工芸です。
A whisk carved from a single piece of bamboo, used to froth the tea.

LV.1 まず一服点前道具竹工芸消耗品

名前と種類 NAME & TYPES

正式名称茶筅(ちゃせん)※「茶筌」とも書く
英語名Chasen / Tea Whisk
主な種類数穂(70本前後)・八十本立・百本立・百二十本立 など
使い分け濃茶=穂の少ない荒穂 / 薄茶=穂の多いもの

歴史 HISTORY

茶筅の起源は室町時代、奈良・高山の領主の子息が村田珠光の依頼を受けて考案したと伝えられます。以来、高山は「茶筅の里」として五百年にわたり全国シェアのほとんどを担い、その技は一子相伝で守られてきました。

一本の竹を小刀だけで百本余りの穂に割り、湯に浸けて一本ずつ内へ外へと曲げていく——機械化できない手仕事です。流派によって竹の種類も異なり、表千家は煤竹、裏千家は白竹、武者小路千家は紫竹を用います。

部位の名称 PARTS

  1. 1
    穂先(ほさき)
    茶を攪拌する先端。内穂と外穂の二重構造
  2. 2
    かがり糸
    外穂の根元を編む糸。黒糸が一般的
  3. 3
    節(ふし)
    竹の節。穂と柄の境目
  4. 4
    柄(え)
    持ち手。流派により竹の種類が異なる

使い方 HOW TO USE

一

茶筅通し

点前の中で湯にくぐらせ、穂先を検めながら清めます。

二

点てる

手首のスナップで「m」の字を描くように細かく振り、最後は「の」の字で引き上げます。

三

乾かす

使用後は湯ですすぎ、穂先を上に陰干し。くせ直しに掛けると形が長持ちします。

中古で選ぶポイント BUYING SECONDHAND

中古より新品を

口に触れる消耗品のため、実用には新品が原則。中古で流通するのは未使用保管品が中心です。

穂の状態

穂折れ・開きすぎは点てにくさに直結。穂先が内側に緩く曲がっているものが良品です。

産地表記

国産(高山茶筅)か海外産かで価格も耐久性も異なります。伝統的工芸品表記が目印。

流派との適合

竹の色(煤竹・白竹・紫竹)が自分の流派に合うか確認しましょう。

この道具のギャラリー GALLERY

悠三堂ギャラリーにある道具

この枠に、悠三堂ギャラリーにある茶筅が並びます。
Pieces held in the Yusando gallery will appear here.

もっと詳しく — READ MORE茶筅の種類穂数・竹の色・流派での選び方→