| 正式名称 | 茶釜(ちゃがま)/ 釜 |
|---|---|
| 英語名 | Kama / Iron Kettle |
| 主な産地 | 芦屋釜(筑前)・天明釜(下野)・京釜 |
| 季節の別 | 冬=炉に掛ける大ぶりの釜 / 夏=風炉に掛ける小ぶりの釜 |
茶の湯釜は、南北朝〜室町期に筑前芦屋と下野天明という二大産地で発達しました。優美な文様の芦屋釜、荒々しい肌の天明釜はいまも名釜の代名詞です。
桃山時代には京都三条釜座の釜師が台頭し、利休の釜師・辻与次郎が「利休好み」の侘びた釜を確立しました。釜は「一国一城の主」と呼ばれるほど茶道具の中で重んじられ、席の格を定める道具とされています。
炭や電熱で「松風」の煮え音になるまで湯を育てます。
柄杓で静かに汲み、注いだら釜に「置き柄杓」。蓋の開け閉めにも作法があります。
使用後は湯を捨て、余熱で完全に乾燥。濡れたままの放置が最大の敵です。
水を張って一晩置き、滲みがないか。小さな漏れは「金気止め」で直ることもあります。
表面の薄錆は育てられますが、内側の深い腐食は要注意。湯垢が育った釜はむしろ良品です。
古釜は底の入れ替え(共底・替底)が普通。釜師による直しなら価値を損ないません。
共蓋か替蓋か、鐶・釜敷が付属するかで実用性が変わります。
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